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成績アップにつながる!? 親子におすすめの片付け術

カテゴリー:生活&サポート

成績アップにつながる!? 親子におすすめの片付け術

ナオミ

ナオミ
みなさんのご家庭は、お子さんが集中して勉強に取り組める環境が整っていますか?
リビングも子供部屋もモノが多くて雑然としていている、学習机にはプリント類が山積みになっていて勉強に取り掛かるまでに時間がかかってしまう、なんて状態になっていませんでしょうか。
進級・進学を控えたこの時期に、ぜひ部屋の環境を見直して、新生活に備えましょう。
『頭がよくなる整理術』(主婦と生活社)の著者・大法まみさんに、おすすめの片付け方法について教えてもらいました。

その1. 子どもの成績と部屋の状態には相関性がある!?

小学生のお子さんを持つ保護者50人を対象にしたアンケート調査によると、片付けの得意なお子さんはそうでないお子さんに比べて学校の成績が良い傾向にあるようです。
これは単に整理整頓された環境で勉強しているため学習の効率が上がっているということだけでなく、片付け自体がお子さんの成長に役立っていることが考えられます。
片付けとは、物事の優先順位をつけたり時間の使い方を学んだりするのに最適な活動です。物を整理しているだけのようにみえて、実は頭の中の思考の整理もできているのです。

ですから、片付けは保護者がすべてやってしまうのではなく、ぜひお子さんと一緒に取り組んでみてください。

保護者自身が片付けが苦手という場合でも大丈夫。「私も片付けが苦手なの」と告白するところから始めて、お子さんと一緒に解決の道を探ってみてください。きっといい親子のコミュニケーションになります。

小学生のお母さん50人に聞きました!

子どもの成績と部屋の状態には相関性がある!?

その2. 子どもが片付けたくなる「仕掛け」をつくる

お子さんにスムーズに片付けに取り組んでもらうためには、「片付けなさい!」と声をかけるよりも、つい片付けをしたくなるような「仕掛け」を作ることが大切です。お子さんがゲームや遊びに取り掛かる感覚で片付けに取り組めるように、家族で仕組みをつくっていきましょう。

子どもが片付けたくなる「仕掛け」をつくる

仕掛けづくり1 ダイニングをきれいにする

その第一歩は、まず保護者がダイニングやキッチンをきれいにすること。みなさんのお宅のダイニングテーブルはすっきりとしていますでしょうか。物や書類が積み上がっていませんか? 家族全員が必ず目にするダイニングテーブルをまずはきれいにすることで、「片付いていることは気持ちがいいこと」なのだと気づいてもらいましょう。

仕掛けづくり2 『1日10個捨てキャンペーン』を開催

片付かない家(部屋)に共通しているのは、物が多すぎること。どんなに整理整頓しようという気持ちがあっても、家の中の物が多すぎる場合はなかなか片付きません。紙くず1つからで構わないので、「毎日10個を捨てること」を続けていれば、あるとき突然、家の中の物が減っていることに気がつくはずです。
10個物を捨てられたら表やカレンダーにシールを貼るなどして、成果を褒めあいながら家族でキャンペーンに取り組んでみましょう。

判断に迷うものは「考え中の箱」にまとめる

処分に迷うものは、「考え中の箱」にまとめてしまいましょう。適当な大きさの箱にそれらをまとめたら、蓋をして名前と開封予定の日付を書いて目のつく所に置いておきます。日付は半年後か1年後がおすすめです。
その日付がきたら箱を開封して中身をチェック。不思議なことに、入れたものの半分以上は、そこに入れたことすら忘れているはずです。そのうえで改めてとって置きたいものか、残しておきたいものかを判断してみましょう。

判断に迷うものは「考え中の箱」にまとめる

仕掛けづくり3 習慣からルールをつくる

家を片付けるうえで物の定位置を決めることは重要ですが、保護者の理想のルールだけではきれいな状態はなかなか長続きしません。
例えば、お子さんの手提げバッグを子ども部屋の棚の上に置くことが理想だったとしても、いつも玄関に置きっぱなしにすることが習慣化している・・・。そんな場合は、玄関の近くに荷物置き場を作ってしまいましょう。また、下記のように、その流れで体操着などの洗い物を取り出せるようにしておくと片付けが捗ります。

《例》

〈現在のお子さんの習慣〉
帰宅→手に持っていた荷物は玄関に放置。子ども部屋へ直行し、ランドセルは部屋の床に置いてしまう

〈長続きしない理想のルール〉
帰宅→子ども部屋へ直行しランドセルを机の横にかけ、体操服を取り出して洗濯カゴへ入れ、手提げバッグを棚の上にしまう

〈長続きしやすいゆるいルール〉
帰宅→玄関脇の荷物置き場に手提げバッグを置き、そこで体操服を取り出し、隣に設置した洗濯カゴに入れる→それから自室へ行ってランドセルを置く

このようにお子さんの習慣からルールを作り片付けのハードルを下げることで、「自分にも片付けができる」ということを感じてもらいます。片付けができたらきちんと褒めることも大切です。

仕掛けづくり4 継続できる仕組みをつくる

簡単にクリアできるルールを設けたら、それが継続して行われるような仕組みを考えます。
表にシールを貼ってあげるなどのご褒美でもOK。なんでも金銭に結びつけてしまうのは抵抗があるかもしれませんが、お小遣いをポイント制にしてしまうのも有効な手段です。

学習机の片付けかた

机の上にあるものを一通り並べて、「使っているもの」と「使っていないもの」に分けましょう。判断に迷うものは前述の「考え中の箱」へ入れてしまいます。
使っているものは使用頻度が高いものから優先して、取り出しやすい場所へしまっていきます。とくに、鉛筆や消しゴムなどよく使うものはゼロアクションで取り出せる場所へ配置し、机に向かったらすぐに勉強に取り掛かれる環境を作りましょう。
勉強に不必要なものは、処分するかどこか別の場所へ移動させます。そうすることで、集中して勉強できる環境ができあがっていきます。
勉強に取り掛かろうとしたときに必要なものがすぐに取り出せる環境にしておけば、必然的に勉強時間は長くなります。

その3. 教えて片付けのQ&A

ナオミ

ナオミ
最後に、片付けに関する疑問をまとめてきいてみました。
  • Q. 子どもは部屋が散らかり放題でも平気な顔をしています。なぜ部屋を片付けなければならないのかがわからないようです

    どの程度整理整頓されていれば「きれい」と感じるかどうかは、個人差が大きく現れるところです。同じ家で育った兄弟姉妹を見比べても大きく差が出ます。
    部屋が散らかっていても全然平気な顔をしている子に「どうして片付けができないの?」と言っても本人は何がどのように問題なのかがわからないため、何をしたらいいのか見当がつきません。
    だからこそ、片付けられる仕組みを作ることで快適な環境を作れるように導いてあげることが大切です。


  • Q. 教科書や参考書は捨ててもいいのでしょうか。
    ダイスケ
    ダイスケ
    明光義塾では、教科書や参考書は受験やテストのために大切に保管することをおすすめしています。

    何年も前に使っていた教科書を処分するときは、必ずお子さんに捨てていいかどうかを確認してからにしてください。今後の勉強に必要なものか、またその本やノートの中に思い出のメモやお気に入りの歌、物語が載っているかどうかを判断できるのはお子さんだけですから。


  • Q. 本は手放してもいいのでしょうか。

    もう一度読むかどうかはお子さん本人が一番よくわかっているはずです。お子さんと相談して処分を決めてください。手放してしまったとしても、児童書の多くは再び手に入れることが容易なので、必ずしも手元に置いておかなくても良いかもしれません。
    ただし、お子さんが小さい頃に繰り返し読んだ絵本などは思い出にとっておいてもいいでしょう。


  • Q. 子どもが図画工作で作った作品はどのように保管・処分したらいいでしょうか。

    家の中にお子さんの作品を飾る展示スペースをつくり、そこに飾っていきましょう。スペースから作品が溢れるようになったら、お子さんに相談して力作ベスト3のみを展示し、残りは写真に撮ってからお子さんの合意のもと処分するのがおすすめです。写真を撮るときはお子さんと作品を一緒に写すと、後に見返したときにとてもいい思い出になります。
    お子さんの作品はどれも力作に見えるかもしれませんが、本人に聞いてみると意外とあまり気に入っていないものもあるようです。


  • Q. 保護者自身が子どもが幼かったころ使っていたものを捨てられません。

    気持ちはとてもよくわかりますが、思い出の品とは上手に付き合ってください。思い出に埋もれてしまうと、今が暮らしにくくなってしまいます。
    本当に大切なものだけをファイルノート1冊または宝箱1つ分くらいにまとめ、あとは写真に撮って残しておきましょう。
    思い出はみなさんやお子さんの心の中にあり、物ばかりに宿るわけではありません。


  • Q. 散らかっている場所が多すぎて、どこから手をつけていいのかわかりません。

    小さな引き出しや棚の中など、狭いスペースから手をつけてください。「できる」という成功体験が片付けを上手にします。


先生からのメッセージ

片付けは生きるうえで役立つ大切なスキルの一つです。お子さんがいつか自立していくときのことを考え、一緒に片付けの力を磨くことでお子さんに生きる力を授けてあげてください。
大法まみさん

取材協力

大法まみ(おおのり・まみ)

NPO法人ハウスキーピング協会認定1級整理収納アドバイザー。同協会認定1級講師。

全国の企業や学校で「物と心の整理」に関する講演を行っている。
著書に『頭がよくなる整理術』(主婦と生活社)がある。

https://www.oonorimami.net/

この記事へのコメント

6件のコメント - この記事の感想を募集しています!

プラチナのアイコン画像 ちくでんRさん(大阪府)
この記事の内容は、全くもって子供に限らず、私よ私~!!!という感じです。そして、分かってはいるんだけど、もはや手遅れ的な(涙) 
以前、収納の上手な方のお子様たちがテレビで紹介されていたのですが、どうやってあんな収納好き・上手な育て方ができるのか、ものすごーーーーーく不思議でした。私もそうやって育ててほしかった。。。
プラチナのアイコン画像 むむさん(宮城県)
まさに今日、子どもの部屋のいらないものを大処分したところです・・・(^_^;
毎回限界までため込む→一気に処分というサイクルを繰り返しているのですが、今回の記事にあるように、子ども自身が継続して片付けに取り組めるよう工夫をこらさないといけないなと思いました。
一気に処分するとなるとまとまった時間とかなりの体力、気力が必要ですもんね・・・
プラチナのアイコン画像 笑里さん(東京都)
よし、まずはダイニング、キッチンを綺麗にするぞ!
ブロンズのアイコン画像 kinopikoさん(東京都)
私の一生は探し物で終わるのでは、と思うときもあるくらい片付け下手です。ですが、一念発起し断捨離していたら、子供も自分のものを整理し始めました。まずは親である私が片付けを習慣にしたいと思います。それから、子供の習慣からルールを作る、というのをぜひやってみたいとおもいます。
グリーンのアイコン画像 ユメさん(長野県)
保育園、小学校の間に作る作品はとてもたくさんあって、家に持ち帰ったあと飾るスペースもなく、たまる一方で、どうしたら良いか悩んでいました。
この記事を見てヒントをもらった感じです。
子供と相談してみます。
グリーンのアイコン画像 ちびころさん(滋賀県)
自分も片付けが苦手なので、勉強になりました。
家族で1日10個ものを捨てるをチャレンジしたいと思います!