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自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.4 ゴルフパーソナルトレーナー 菅原 賢さん

カテゴリー:勉強&進路

明光ワクワクワーク

自分の好きなことを発見し、それを仕事にしている人って魅力的ですよね。自分らしさを仕事につなげる秘訣をぜひ知りたいという保護者の声も多いはず。そこで、子どもたちが憧れるあの仕事をしている「しごと人」にインタビューします。

ぼんやりと将来のことを考え始めたお子さんと、それをサポートする保護者が知りたい仕事のお話をお届けするコーナーです。

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

ダイスケナオミ

今回はパーソナルトレーナーの菅原 賢(すがわらけん)さんにお話をうかがいました。

菅原さんは上田桃子選手をはじめとした有名ゴルフ選手のトレーナーを務め、現在は東京でゴルフフィットネスクラブ「トータルゴルフフィットネス」を運営されています。

選手とはまた違った道でスポーツに携わる菅原さん。そこにたどり着くまでにはどんな物語があったのでしょうか?メイコミュナビゲーターのダイスケとナオミがお話を聞きました。

ダイスケ
今回はゴルフのパーソナルトレーナーの菅原さんに、ご自身のお仕事や夢を持ったきっかけなどについてお話をうかがいます。
ナオミ
スポーツが好きな子どもは多いですが、選手以外の職業についてはあまり知られていませんよね。今日は菅原さんのお仕事をじっくり聞いていきたいと思います。菅原さん、よろしくお願いします。
菅原さん
よろしくお願いします。

ゴルフパーソナルトレーナーの仕事とは?

菅原さんのお仕事

ダイスケ
ゴルフのパーソナルトレーナーとはどのようなお仕事なのでしょうか?
菅原さん
僕が運営している「トータルゴルフフィットネスクラブ」では、一般の方を50名から70名ほど、プロの方を30名ほど見させていただいています。それぞれの目的にあったトレーニングメニューを提案し、指導していくのがパーソナルトレーナーの仕事です。

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

ナオミ
なるほど、みなさん、それぞれ目的が違うわけですね。
菅原さん
はい。プロゴルファーの方はツアーに向けてベストな状態をつくっていきますし、一般の方には生涯ゴルフを楽しむための身体づくりを目指す方もいます。お子さんなど、身体ができていない状態からプロを目指している方もいらっしゃいます。
ダイスケ
それぞれの目的にあったトレーニングを提供するのがパーソナルトレーナーなんですね。
菅原さん
はい。ですので、トレーニングの技術だけでなく、メンタル面でのサポートや栄養管理などの知識も必要となってきますね。
ナオミ
菅原さんは、上田桃子選手のような有名プロゴルファーの方のトレーナーも担当されていたんですよね?
菅原さん
はい。彼女のことは19歳の頃から見ていました。プロになりたいという明確な意思がある子でしたね。彼女とは基礎の基礎から身体づくりをしてきました。
ダイスケ
世界的な有名選手を育てられたんですね。すごいです。
ナオミ
生徒の中にはお子さんも多いのでしょうか?
菅原さん
そうですね。お子さんをプロに育てたいと考えているお父さんお母さんが連れてこられて始めた子や、おじいちゃんが教えてくれてゴルフを好きになった子など、きっかけは様々ですね。
ダイスケ
石川 遼選手をはじめとして、日本人ゴルファーの活躍をテレビなどで目にする機会も多いですからね。子どもたちにとっても、将来自分が活躍しているイメージがしやすいのかもしれないですね。
ナオミ
トレーナーというお仕事の醍醐味は、やはり強い選手を育てていくことなのでしょうか?
菅原さん
育てるというよりも、人が進化していく過程を体験できるというところでしょうか。夢に向かって努力する人たちをサポートし、より高い目標をクリアしていく。それを一緒に体験できる仕事は魅力がありますね。

トレーナーへの道

トレーナーを目指したきっかけ

ナオミ
菅原さんはどうしてトレーナーになろうと思ったのですか?
菅原さん
僕は子どもの頃から野球をずっとやっていました。甲子園やプロ選手を目指していたのですが、ケガをすることがとても多かったんです。そんなとき、いつもお世話になっていたのがトレーナーさんでした。野球の道はケガの多さもあり、諦めることになりましたが、親身になってサポートしてくれるトレーナーさんへの感謝の経験が、この仕事に就こうと思うきっかけになりました。

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

ダイスケ
ご自身の体験が、今のお仕事につながったんですね。
菅原さん
そうですね。自分がしてもらって嬉しかった経験が仕事をする上で大きなモチベーションになっていると思います。
ナオミ
野球をされていたのに、どうしてゴルフのトレーナーを選ばれたんですか?
菅原さん
それには紆余曲折ありまして(笑)。僕は最初野球のトレーナーをしていたんです。プロ野球選手のトレーナーをつとめていて、メジャーリーグのチームにもお呼びがかかっていました。しかし、同じ頃、プロゴルファーの方がトレーナーを探しているというお話があり、タイミングの関係でプロゴルファーの方に帯同することにしたんです。それが、ゴルフのトレーナーとしてのキャリアの始まりです。
ダイスケ
運命的ですね。トレーナーになるためには、何を学べば良いのでしょうか?
菅原さん
基本的にトレーナーという職業に就くために大切なのは資格です。パーソナルトレーナーや運動療法士といった資格を、専門学校で学びながら取得しました。でもやはり「気持ち」がとても大事ですね。
ナオミ
「気持ち」ですか。
菅原さん
僕は自分がスポーツ選手だったからわかるのですが、ケガをしているときって、とても不安なんです。トレーナーに対しても「この人は本当にケガを治してくれるのだろうか?」という疑いが常にあります。その気持ちをくみ取りながら、治療に向けて前向きな「気持ち」をつくり出す。治してあげたい、成長させてあげたいという「気持ち」が、トレーナーにとって一番大事なことだと思います。技術だけでは相手との信頼関係は築くことはできません。
ダイスケ
第一線で活躍されている方から聞くと、重みが違いますね。「気持ち」を伝えられる人であることが大事なんですね。
ナオミ
菅原さんが学校で学んだことで、今の仕事に生きていることなどはありますか?
菅原さん
やっぱり得意だった体育ですね(笑)。僕の家から小学校まで10km近くあり、その道を毎日歩いたり走ったりしながら通っていたので、基礎体力はそこで育まれました。体育がその体力を生かす場所を与えてくれた気がします。
ダイスケ
10kmですか!それはすごい環境ですね。
菅原さん
あとは、ずっとやっていた野球が生きていますね。体力面でも役立っていますけど、何より友情の大切さを学ぶことができました。試合に勝ったときの嬉しさや、負けたときの悔しさ、そういったものを一緒に分かちあった仲間というのは生涯の宝物ですね。いまでもよく会っていますよ。
ダイスケ
僕もスポーツをやっていたのですが、苦楽をともにした仲間との交流はずっと続きますよね。
ナオミ
部活などの課外活動はそういうところが素敵ですね。
菅原さん
あと、図工も好きでしたね。指先を動かすことがなんだか楽しくて。結局、身体を動かすことが好きだったんでしょうね(笑)。

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

家族の支え

ダイスケ
菅原さんのご家族は、菅原さんの夢をどのように支えてくれていたのでしょう?
菅原さん
僕は末っ子だったので、基本的に野放しで育てられたといった感じでした。何かに強く反対されることもなく、のびのびと育ててもらいました。ただ、例えば夜にランニングをするときは、後ろから車のヘッドライトで照らしてくれるなどの手助けはしてもらいましたね。
ナオミ
では、今のお仕事に就かれるときも応援してくれたのですね。
菅原さん
うーん。口には出しませんでしたけど、安定した職業を望んでいたのではないかなと思います。野球選手の夢を諦めても、例えば体育の先生といったような安定した道はあったわけですからね。
ダイスケ
でも、菅原さんは今の道を選ばれたのですね。
菅原さん
やはり、東京に出て何かしら成し遂げてやろうという思いはありました。それにゴルフトレーナーという職業は、まだ開拓できる部分がたくさんあり、一番になれるチャンスが残されている場所だとも思えたんです。両親は、未だに僕が東京でトレーニングジムを経営していることを心配しているみたいですけど(笑)。
ナオミ
ご両親は自分の息子が自分で道を切り開くことを、不安に思いながらも黙って見守っていてくれていたんですね。

保護者のみなさん、子どもたちへ

保護者、そして子どもたちに伝えたいこと

ナオミ
子どもたちの将来の夢として、スポーツ選手というのは定番ですけれど、実際にプロ選手になれる人は一握りですよね。保護者としては、子どもの夢をどう支えていけばいいのでしょうか?
菅原さん
僕も息子と娘、二人の子どもがいます。娘はまだ5歳なのですが、登山に興味があるようで、「いつかエベレストに登る」と言っています(笑)。大人は色々と現実的なことを言いたくなりますけど、彼女は5歳ですから、本当にいつか登れると信じているんですよね。それは絶対に尊重してあげないといけません。

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

ダイスケ
菅原さんはそんな娘さんの夢に対して、どのようにアプローチしているのですか?
菅原さん
これはなんでもそうだと思いますが、小さな目標でもいいからひとつひとつクリアさせるんです。エベレストを目指すために、まずは高尾山に一緒に登ります。エベレストに比べれば、全然低い山ですが、登りきった達成感が得られます。そのような目標のクリアの積み重ねが、エベレストに続いているということを教えてあげるんです。
ナオミ
お子さんも、目標をクリアする喜びが感じられそうですね。
菅原さん
大切なのは「本当にエベレストに登れるか?」ということではないんです。目標に向かって、ひとつひとつ小さな壁をクリアしていく。それは、彼女がこれから何をするにしてもきっと役に立つ、人生の貴重な経験になっていくと思います。
ダイスケ
目標をクリアする体験を積み重ねることは、とても大切なんですね。
菅原さん
とにかく「うちの子には無理だろう」などと、決めつけてはだめですね。あとは、いろいろなことを体験させてあげることです。
ナオミ
スポーツに興味があるなら、スポーツ観戦に連れていくといったことでしょうか?
菅原さん
スポーツ観戦って、子どもは意外と退屈してしまいますよね。やっぱり実際にそのスポーツに触れさせることが一番だと思います。何がきっかけになるかわかりませんからね。
ダイスケ
きっかけですか。
菅原さん
例えば、サッカー漫画を読んで、サッカーにのめり込み、プロの選手になった人もたくさんいます。小さい頃は、子どもの憧れを引き出すような物語に触れさせてあげるのもいいかもしれませんね。
ナオミ
物語が夢のきっかけになるわけですか。大切なことですね。
菅原さん
子どもたちには、憧れを原動力に、壁をひとつずつクリアして行って欲しいですね。たとえ夢に挫折したとしても、自分が成長してきた経験は必ず生きていて、次の夢を作り出してくれると思います。
ダイスケ
ご自身の体験があってこそのお話、ありがとうございました。
ナオミ
一人でも多くのお子さんが、夢にむかって壁をクリアしていってくれると嬉しいです。菅原さん、ありがとうございました。

自分らしさを仕事にするキーワード:「積み重ねの力」

ダイスケ
菅原さんは一度夢を諦めたけれど、その挫折の経験があったからこそ、新しい夢に向かって進むことができたんですね。
ナオミ
小さな壁をたくさん乗り越えることが、絶対に役立つ人生の貴重な経験という言葉はとても印象的ね。
ダイスケ
小さい頃からそういった経験ができる環境を用意してあげるのも、親の役目なのかもしれません。
ナオミ
積み重ねたものは裏切らないということを、子どもたちに伝えていきたいわね。

PROFILE

パーソナルトレーナー 菅原 賢さん

菅原 賢(すがわらけん)
パーソナルトレーナー

1975年岩手県出身。東京法科学院スポーツビジネス学科を卒業後、パーソナルトレーナー・運動療法士などの資格を取得し、独立。
日本初となるゴルフ専門フィットネスクラブ 「トータルゴルフフィットネス」を立ち上げ、現在は幅広く指導・講演・書籍の執筆などを行っている。

■ トータルゴルフフィットネス  http://www.tg-fitness.net/

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