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自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.18 パティシエ 廣瀬 駿さん

カテゴリー:勉強&進路

明光ワクワクワーク

パティシエ 廣瀬 駿さん

「自分らしさ」を生かして仕事をしている人って素敵ですよね!子どもたちが好きなことを見つけて、それを将来につなげていってほしいと考えている保護者はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
このコーナーでは、子どもたちが憧れる仕事をしている「しごと人」を紹介します。将来のことを考えはじめたお子さんや、サポートする保護者のみなさんのヒントになれば幸いです。

今回、ダイスケとナオミがお話をうかがったのは、パティシエの廣瀬 駿さん。都内のパティスリーでケーキや焼き菓子を製造しています。パティシエはたくさんの子どもたちの憧れの職業ですが、「自分らしさ」を活かして働くにはどんな経験や志が必要なのでしょう。パティシエの日常とはどんなものなのか、子どものころはどのように過ごしていたのかをお話しいただきました。

パティシエの仕事について

ナオミ
廣瀬さん、今日はよろしくお願いします。
廣瀬さん
はい!よろしくお願いしますー。
ダイスケ
さっそくですが、パティシエのお仕事の内容について教えてください。毎日美味しいケーキや焼き菓子をたくさん作るんですよね。
廣瀬さん
そうですね。でもそれだけではありません。店にもよると思うのですが、僕は材料などの発注もしています。既存のケーキや焼き菓子を作るだけでなく、新しい商品の開発もしていますよ。季節やバレンタインなどのイベントごとに新しい商品を販売するので、それに間に合うよう、時間をみつけてコツコツとレシピ開発をしています。

廣瀬さんが勤めるお店のケーキ
廣瀬さんが勤めるお店のケーキ

ナオミ
1日のスケジュールはどんな感じなのですか?
廣瀬さん
朝は10時の開店に間に合うよう、5時30分からお菓子の製造にとりかります。シュークリームのシューを焼いたり、カスタードクリームを炊いたり、焼き菓子を順に焼いていったり。最近はパンの製造も始めたので、オーブンはフル稼働です。4人のパティシエで作るものを分担しているので、使用する時間がバラせるようスケジュールを考えるときは結構頭を使います。
開店後も、昼過ぎまではずっとケーキを作り続けます。ほっと一息をつくのは14時くらいですね。その後、翌日の仕込み作業に入ります。
ダイスケ
体力勝負のお仕事ですね。
廣瀬さん
分担するとはいえ、約30種類のケーキをいつも用意するので、体力は必要です。クリスマスやバレンタインの時期はとくに大変ですね。

パティシエ 廣瀬 駿さん

ナオミ
どんなところにお仕事の面白みを感じますか?
廣瀬さん
製菓は毎日同じことをしているようで、少しずつ違うんです。その日の温度・湿度で生地の具合は変わりますから、そこを調整して安定させなくてはなりません。その時々で一番美味しいものを作ろうと考えながら手を動かして、いい生地が仕上がったときに幸せを感じます。

今のお仕事を目指すにあたって

パティシエ 廣瀬 駿さん

ナオミ
廣瀬さんはなぜ今のお仕事を目指すことにしたのですか?
廣瀬さん
僕の実家がパン屋で、跡を継ごうと思ったんです。長野県安曇野の小さなパン屋ですが、父親の背中を見て、幼いころから跡を継ごうと決めていました。
パティシエになったのは、後を継ぎたいと父親に伝えたところ、パンよりも計量や温度管理が厳密で学ぶことが多いケーキ作りを学ぶように言われたからです。だから僕はまだ夢の途中。将来の夢はパン屋です。
ダイスケ
美味しいパンを焼けるようになるために、パティシエになられたんですね。高校卒業後は専門学校などに通われたのでしょうか。
廣瀬さん
製菓学校に行くことも検討したのですが、大学に進学して経営を学びました。経営学科を選んだのは、店を切り盛りするにはパンやお菓子をつくる技術だけでなく、原価や時間の管理も大切だからです。
ナオミ
なるほど。将来お店を継ぐための準備はばっちりですね。でも、肝心のお菓子作りはどこで学んだのでしょう。
廣瀬さん
お店で働きながらイチから学びました。毎日仕事が終わってから、ケーキ作りの練習をするんです。私の場合、パンやケーキを作ることは子どものころから好きでしたし、父親の働く姿を見ていたのでまったく知らないことだらけというわけではありませんでした。

パティシエ 廣瀬 駿さん

ダイスケ
パンやケーキを作ることのほかに、子ども時代に好きだったことはなんですか?
廣瀬さん
運動が好きで、小学生のときは柔道、中・高ではバスケ部に所属していました。勉強では理系の科目が得意でした。とくに得意だった数学は、パティシエの仕事でもとても役立っています。計量も原価管理も全部数字で見ていくものですから。
ナオミ
苦手だった科目はありますか?
廣瀬さん
国語と英語は苦手でした。でも、高校のクラスはモチベーションが高い人が集まる、無理やりにでも勉強ができる環境だったので、それも克服できました。

子どもたち、そして保護者に伝えたいこと

お店のケーキ

ダイスケ
最後に、自分の将来を考えはじめている子どもたちにメッセージをお願いします。
廣瀬さん
将来の夢を目指す途中には、挫折することも辛いことも失敗することもたくさんあると思います。でもその度に、その理由・原因を分析して一つずつ乗り越えてください。行きたいところへ行くには、一歩ずつ歩みを進めるしかないと思います。
ナオミ
保護者の皆さんには、どんなサポートをしてあげてほしいと思いますか。
廣瀬さん
悩んでいるようなら声をかけてあげてほしいです。僕もパティシエになりたてのころ、よく父親に話を聞いてもらいました。なかなか上手くいかないことなどを伝えると「そんなもんだ」「人が少ない職場なんだから続けていればできるようになる」と言ってくれました。父親は、あまり褒めたり優しい言葉をかけたりはしてくれないのですが(笑)、話を聞いてくれたことが支えになりました。
ダイスケ
ありがとうございました!

自分らしさを仕事にするキーワード「夢への道をよく見極めること」

ナオミ
私は、パティシエをしている人の多くは製菓学校を出てお店に就職しているのだと思っていました。
ダイスケ
廣瀬さんの場合は目標がパティシエではなく「実家のパン屋を継ぐ」ということにあったので、アプローチが違ったんですね。
ナオミ
一見遠回りをしているようにも思えますが、お話を聞いて着々と将来の夢へ向かって歩みを進めていることがわかりました。
ダイスケ
目標が明確な場合は、さまざまな手段を考え、選ぶことができますね。
廣瀬 駿(ひろせ たかし)

PROFILE

廣瀬 駿(ひろせ たかし)
1992年長野県出身。埼玉大学経済学部経営学科卒。祖父の代から続く、長野県安曇野市にある「洋菓子店ヒロセ」の3代目となるべく、都内のパティスリーで腕を磨いている。

この記事へのコメント

3件のコメント - この記事の感想を募集しています!

ブロンズのアイコン画像 サクさんさん(神奈川県)
ウチの娘も、まさに将来はパティシエになりたい❗️と言っている一人です。
廣瀬さんのお話、とっても為になりました。
ぜひ娘にもこの記事を読ませたいと思います。
プラチナのアイコン画像 むむさん(宮城県)
うちの娘もお菓子作りが好きなのですが、やはり職業にするとなると厳しそうですね。専門学校に行かなくてもパティシエとして働けるのは意外でした。なりたいものがあれば形式にこだわらなくてもいけるというのがわかってよかったです。
シルバーのアイコン画像 まりりん1012さん(埼玉県)
この方は、自分の好きな事を見つけられたのですね。それはステキな事です。
うちの子は、何になりたいかまだ、分からないようです。
塾に入る時に先生に、「何が出来るか、一緒に探しましょう。」と言って頂き、したい事、出来る事が見つかればと思います。

写真で見る限りですが、美味しそうなケーキです。これからもお客さんを喜ばせて下さい。