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自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

カテゴリー:勉強&進路

明光ワクワクワーク

「自分らしさ」を生かして仕事をしている人って素敵ですよね!子どもたちが好きなことを見つけて、それを将来につなげていってほしいと考えている保護者はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。
このコーナーでは、子どもたちが憧れる仕事をしている「しごと人」を紹介します。将来のことを考えはじめたお子さんや、サポートする保護者のみなさんのヒントになれば幸いです。

自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

今回、ダイスケとナオミがお話をうかがったのは、「保護猫カフェ」のオーナー関根郁子さん。保護された猫を新しい家族に譲渡する事業と、時間制で猫とふれあえる「猫カフェ」の運営を行っています。
生き物と一緒にいられる環境で働きたいと思っている、動物好きのお子さんはたくさんいるのではないでしょうか。動物と一緒に働くというのはどのようなことなのか、また「自分らしさ」を生かして働くとはどのようなことなのか、日々のお仕事の内容や日常生活、子どものころの経験をお話しいただきました。

保護猫カフェ運営の仕事について

ナオミ
関根さん、今日はよろしくお願いします。
関根さん
こちらこそ、よろしくおねがいします。
ダイスケ
ではまず、今のお仕事について教えてください。
関根さん
はい。運営している保護猫カフェ「ミャゴラーレ」では、保護団体から猫を預かって里親探しのお手伝いをしています。
運営のための費用は、主に猫カフェ事業で得ています。1時間1,100円ほどで店内の保護猫たちとふれあってもらい、そのお金でエサ代や医療費、運営費などを賄っています。

自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

ナオミ
お客さんのうち、里親になる人はどのくらいいるのですか?
関根さん
1割ぐらいですね。猫は好きだけれど、なかなか飼える環境にないという方が多いです。
ダイスケ
関根さんはなぜ保護猫カフェをオープンされたのでしょうか。
関根さん
この店をオープンする前に、別の保護猫カフェで働いたことがきっかけなんです。実はそれまであまり猫カフェといったものにあまりいい印象をもっていなかったんですが、譲渡を目的とした保護猫カフェで、人間のためだけでなく、保護された猫たちのために働ける場所でした。このような場所をもっと増やしていきたいと思い、自分で店を開きました。
ナオミ
保護猫カフェが増えれば、幸せにできる猫たちの数が増えますもんね。
関根さん
ええ。保護猫カフェを増やすことによって、「猫を飼おう」と考えた人がペットショップに行くだけでなく、保護猫を飼うことを検討する機会を増やしたいと思いました。

自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

ダイスケ
関根さんはもともと猫が好きだったのですか?
関根さん
犬も猫も大好きでしたが、子どものころから動物にかかわる仕事がしたいと思っていたわけではないんです。最初に目指したのはファッション業界。服飾の専門学校を卒業後、イタリアブランドでの接客やマーチャンダイジングをしていました。
ナオミ
それがなぜ保護猫カフェで働くことに?
関根さん
接客の仕事に少し疲れてしまったのが正直なところです。高級ブランドを扱っていたので、当然お客様の要望が多かったり、仕事が楽しいと思えなくなってました。少し休もうと事務の仕事を経験し、最終的に猫といると自分も穏やかな気持ちになれるので保護猫カフェで働くことにしました。
ダイスケ
大きな方向転換ですね。
関根さん
でも接客の仕事をしたことは今でもとてもよく役に立っているんですよ。このような店を運営していくうえで一番大切なのは接客です。お客様とコミュニケーションを取ること、必要な説明をきちんとすることがとても重要なんです。従業員を採用するときにも一番重視しているのは、きちんと接客ができるかどうかです。
猫たちは文句をいいませんし、ただただとてもかわいい。動物好きであれば世話を大変だと思うことはあまりないでしょう。
ナオミ
このような店舗型の施設で働きたいと思ったら、動物が好きな気持ちだけではなく、適切な接客ができるコミュニケーション能力が必須なのですね。
ダイスケ
このお仕事をするうえで、とくに大変だと感じていることはなんですか?
関根さん
私たちは猫を預かっている身なので、責任と緊張感があります。病気をしていないか、食欲はあるか、たくさんいる猫たち一頭一頭のことを常に気にかけています。調子が悪い子がいるときは病院に連れて行ったり別室で休ませたりします。他の猫もいますし、遠方からいらっしゃるお客様もいますので臨時休業はできません。猫カフェの経営は結構難しいですよ。
ナオミ
ではやりがいを感じるのは?
関根さん
日々の小さなことですよ。ご飯を食べられなかった子が食べられるようになったり、無事に里親がみつかって卒業が決まったり。猫たちと過ごすことはとても幸せなことです。

自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

今のお仕事を目指すにあたって

ダイスケ
保護猫カフェを開くためには、何か資格が必要なのですか?
関根さん
都内の場合は、東京都に届け出て免許をもらう必要があります。実務経験が半年以上あれば取得できるもので、ここでは動物を展示する許可と動物を預かる許可を得ています。
ナオミ
何か特別なスキルなどが必要なわけでないのですね。
関根さん
そうですね。保護猫カフェといっても、ここでは飲み物を自販機で提供しているだけなので、飲食店に必要なライセンスは取得していません。
ダイスケ
関根さんはどのような学生時代を過ごしたのですか?
関根さん
活発な子でした。学科でいえば美術が好きでしたね。今思えば、もっと英語を勉強しておけばよかった。そうすれば後々の接客に役立ったはずです。
動物は好きでしたが自宅で飼うことは許してもらえませんでした。責任感を持って飼うことはできないだろうと両親に言われて・・・。
ナオミ
なぜ最初に服飾の道へ進まれたのでしょうか。
関根さん
やっぱりファッションが好きだったからですね。モノを作るのが昔から好きだったんです。自宅でも服を作っていました。専門学校を卒業後は服をつくる仕事がしたかったのですが、就職できたのは販売の方でした。
ダイスケ
接客の仕事は初めから上手にできましたか?
関根さん
得手不得手にかかわらず、やるしかありませんでした。けれど、やがて慣れていきましたね。一生懸命向き合っていればお客様は喜んでくれるものです。
ダイスケ
子どものころに描いていた夢とは違う場所に立っているわけですが、それに関しては思うことはありますか?
関根さん
子どものころの夢って現実とかけ離れていることがあると思うんです。たとえ、そのときは「好き」「楽しい」って思えたことでもいざ仕事として向き合ってみるとイメージとは違うということはきっとよくある。だから方向転換することは間違いではないと思うんですよね。
それに、方向転換をしたとしてもそれまで一生懸命やっていたことは次のステージにつながってきます。私の場合でいえば接客のスキル得たこともそうですし、一時期事務の仕事をしていたことがPCスキルのアップにつながっていて今とても役に立っています。
ナオミ
確かに、一生懸命夢に向かってみても、やりたいことが別のところにありそうなら、どんどん新しい道へ進めばいいのかもしれませんね。
ダイスケ
大切なのは「やってみる」ことなのかもしれません。

自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.23 保護猫カフェオーナー 関根郁子さん

子どもたち、そして保護者に伝えたいこと

ナオミ
今のお仕事を始めるにあたって、ご家族はどのような反応をされましたか?
関根さん
両親からはとくに何も言われませんでした。父は自分も会社を経営している身ですので、独立・開業することがいかに厳しいことなのかを伝えたかったと思うのですが、じっとこらえてくれました。信頼してくれたのだ思います。
ナオミ
夢を追うお子さんをもつ保護者に伝えたいことはありますか?
関根さん
やっぱり子どもって将来のことは大人ほど見えていないと思うんですよ。職業のこともわからないことだらけで、とても狭い選択肢から夢を選びとろうとしている。そうすると、その道を進んでみたら「やっぱり違った」ってことは起こりうるわけですよね。そのときの方向転換を「逃げている」とは思わないであげてほしいなと思います。選択肢を自分で考えられる自由さがずっとあるといいですね。
ダイスケ
夢を追うお子さんたちへのメッセージもお願いします。
関根さん
本当に子どものうちはわからないことだらけなので、いろんなことに興味をもって、いろんなことをやってみて、楽しんでほしいと思います。
ナオミ
小さなころだけでなく、ある程度好きなことが見えてきた年頃になってもさらにいろいろなことに興味をもてるといいですよね。ありがとうございました!

自分らしさを仕事にするキーワード「方向転換をする勇気」

ダイスケ
働き始めた後に自分のやりたいことに気がついた関根さん。方向転換がうまくいったのは、目の前のことに一生懸命だったからかもしれません。
ナオミ
1子どものころから一つの夢に一直線に歩んでいくことも素敵ですが、ときには思い切った方向転換も「自分らしく」働くためには大切なのかもしれませんね。
関根郁子さん

PROFILE

関根 郁子(せきね いくこ)
文化服装専門学校卒業。夫婦で新中野の保護猫カフェ「ミャゴラーレ」を運営している。
ミャゴラーレ:
https://www.miagolare.org/

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