明光義塾のコミュニティサイトメイコミュ

メイコミュ情報局

どこまで知ってる? 2020年度の教育改革

カテゴリー:勉強&進路
ナオミ
ナオミ
2020年度から教育指導要領が大きく変わります。それに伴い、すでに2018年度から教育現場では少しずつ変化が訪れていたことはご存知でしたか?
ここでは小・中学生の教育改革について、改めて2020年度から指導要領はどのように変わるのか、またすでに始まっている移行措置とはどのようなものなのかを紹介します。

その1. 小学生は外国語の学習時間が長くなる

どこまで知ってる? 2020年度の教育改革

小学3年生から「外国語活動」がスタート

新学習指導要領では、お子さんたちの「生きる力」を育てるようなカリキュラムが制定されます。
主体的な学びを促すアクティブラーニングが導入され、道徳教育や主権者教育、消費者教育といった社会へ参画する力をつけるための学習が行われることになるのです。

既存の科目の中で具体的に大きな変更点が現れるのは外国語学習。国際化社会の中で不可欠な力を養うため、英語への取り組みが全体的に前倒しで行われます。
これまで小学校における英語学習は5・6年生のときに「外国語活動」と呼ばれる授業が週1時間程度(年間約15時間)実施されるのみでしたが、2020年度からは、3・4年時に「外国語活動」が 週1時間程度、5・6年時からは教科として「外国語(英語)」を週2時間程度(年間50時間)学ぶことになります。
読む・書くのみではなく、聞く・話すも重視されるようになり、小学校の先生とALT(外国語指導助手)がコンビで授業を進める形が想定されています。

※授業時間の1単位時間は45分。自治体によっては新指導要領の3・4年35時間、5・6年70時間を先行実施する場合もあります。

話題のプログラミング教育は5年生から

5年生の算数、6年生の理科及び総合的な学習の時間の中ではプログラミング教育が施されます。
この授業は情報社会がコンピュータなどの技術によって支えられていることに気付き、それらを上手に活用し身近な問題の解決に主体的に取り組む態度を育てることが目的。授業では自分が意図するものを作るのに必要なのは何か、それをどのように組み合わせればよいのかを論理的に考え、トライ&エラーによって実現することを学びます。問題解決のために必要となる力を育むための学習です。

その2. 中学生は2021年度から新学習指導要領がスタート

どこまで知ってる? 2020年度の教育改革

中学生の新学習指導要領は2021年度からスタート。新学習指導要領では概ね下記のような方針のもと授業が行われることになります。

【英語】

外国語によるコミュニケーションにおける見方・考え方を働かせ、聞く、読む、話す、書くといった活動を通して、簡単な情報や考えを理解したり表現したりする能力を育成する。

ダイスケ
ダイスケ
これまでは「コミュニケーション能力の基礎を養う」ことが目標とされましたが、実際に簡単なコミュニケーションを図る能力を養うことが新たな目標とされました。
【国語】

言葉による見方・考え方を働かせ、言語活動を通して、国語で正確に理解し適切に表現する資質・能力を育成することを目指す。

ダイスケ
国語に関しては、「思考力や想像力を養い言語感覚を豊かにする」という目標が削除され、より正確さ・的確さにフォーカスすることになります。
【数学】

数量や図形などについての基礎的な概念や知識を獲得するとともに、事象を数学的に解釈したり、数学的に表現・処理したりする技能を身に付けるようにする。
数学の楽しさを実感して、生活や学習に生かそうとする態度、問題解決の過程を振り返って評価・改善しようとする態度を養う。

ダイスケ
数学的な視点から物事を処理、改善する力を養うことが目標とされます。
【社会】

グローバル化する社会で主体的に生きるための平和で民主的な社会形成に必要な力を育成

ダイスケ
地理・歴史ともにグローバル化社会で活躍できる人を育てることが意識されるようになります。
【理科】

理科の見方・考え方を働かせ、見通しをもって観察・実験を行うことなどを通して、自然の事物・現象を科学的に探究するために必要な能力を育成する。

ダイスケ
見通しをもって、観察・実験を行うという部分がミソとなりそうです。
〈参考〉

中学校学習指導要領(平成29年3月31日公示)比較対照表

その3. 2年にわたる「移行措置期間」とは?

どこまで知ってる? 2020年度の教育改革

小学校では2020年度から、中学校では2021年度から施行される新学習指導要領ですが、2018年度からその「移行措置」が行われ、教育の現場ではすでに変化が起き始めています。

移行措置とは、カリキュラム変更による履修漏れを防ぐための施策です。これまで4年生で学んでいたAという単元が、新学習指導要領では3年生で学ぶことになると、新4年生はAを学ぶ機会を失ってしまいます。そのような学び機会の欠落を防ぐため、移行措置期間中は教科書会社が小冊子を作成し、授業で使えるようにします。
教育現場での混乱を心配されるかもしれませんが、実は学習指導要領は10年に1度程度は見直されており、あまり不安に思う必要はありません。

※この記事は、会報誌「メイコミュレター」を再編集して加筆したものです

この記事へのコメント

4件のコメント - この記事の感想を募集しています!

プラチナのアイコン画像 ちくでんRさん(大阪府)
新聞でも読みましたが、子どもたちも大変ですが、それ以上に先生方の負担が大きくなるのではという不安がわきました。また、指導方法や学校によって、子どもたちの理解度に大きく差が出そうな気もします。時代に合わせるのは必要だとは思うものの、大丈夫なのだろうかという不安ばかり先立ちますね…
グリーンのアイコン画像 ちびころさん(滋賀県)
学校と塾だけで、英語の聞く力や話す力が身に付くのか心配です。英会話スクールを習う方がいいのかと少し不安になります。
プラチナのアイコン画像 むむさん(宮城県)
今年から中学生になる娘がいます。
学習指導要領が変わると受験などにも響いてくるので、3年後の受験がどうなるのか今から不安です・・・
プラチナのアイコン画像 ジェニーさん(大阪府)
これからの子供たちは、変化に対応する力も必要になるんですね。
最近思うことは、自分の価値観と同じでない人とは話もしなくて、互いを尊重することや、調和をすることを避けるように感じます。
とても社会に出てから、生きていけるのか不安です。
英語や世界的に学習しなくてはならない事柄ももちろん大切に思いますが、子供らの未来に心配は尽きません。