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自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.10 ゲーム開発プロデューサー 森口拓真さん

カテゴリー:勉強&進路

明光ワクワクワーク

ナオミ

「自分らしさ」を生かして仕事をしている人って素敵ですよね。子どもたちが好きなことを見つけて、それを将来につなげていってほしいと考えている保護者はたくさんいらっしゃるのではないのでしょうか。
このコーナーでは子どもたちが憧れる仕事をしている「しごと人」を紹介します。将来のことを考え始めたお子さんや、それをサポートする保護者のみなさんのヒントになれば幸いです。

ゲーム開発プロデューサー 森口拓真さん

今回、ダイスケとナオミがお話をうかがったのは、株式会社 バンダイナムコエンターテインメントでゲームソフトの企画・開発に携わっている森口拓真(もりぐちたくま)さん。10月に発売された人気の野球ゲームソフト「プロ野球 ファミスタ リターンズ」のプロデュースを手がけた森口さんに、お仕事の内容や子どものころ何をして過ごしていたのかについてお話しいただきました。

ゲーム企画・開発の仕事について

ナオミ
本日はよろしくお願いします。
森口さん
こちらこそよろしくお願いします。なんでも聞いてください。
ダイスケ
ではまず、森口さんがどのようなゲームの企画・開発に携わっているのか教えてください。
森口さん
はい。私が担当しているのは家庭用ゲームソフトの企画・開発を中心としたプロデュース業務です。ゲームソフトの遊び方やストーリー、キャラクターの設定などを考えて、ゲームソフト開発会社やデザイン会社などに指示を出しています。私の所属する部署では「プロ野球 ファミスタ リターンズ」をはじめ、機動戦士ガンダムのキャラクターを使ったゲームなど、大人も楽しめるゲームソフトを中心に作っています。
ダイスケ
うわぁ、懐かしいなぁ。子どものころ遊んだことを思い出します!
森口さん
そうですよね。私はファミリーコンピュータ用ソフトとして86年に発売された「ファミスタ」と同い年なんですよ。子どものころ父親と一緒にプレイしていたゲームをまさか自分が開発する日が来るとは当時は夢にも思っていませんでした。

森口さん

ナオミ
素敵ですね。「ファミスタ」が発売されたことはご家族に報告されましたか?
森口さん
はい。とても喜んでくれて、父は対応しているゲームハード機をもっていないのにソフトを買ってくれました(笑)。熱心にプレイしているのは姉で、ひいきの球団をもっと強くしろとクレームを入れてくるほどです。

今のお仕事を目指すにあたって

ダイスケ
森口さんは子どものころからずっとゲーム開発がしたいと思っていたのですか?
森口さん
いいえ。実は高校生のころまではプロ野球選手になりたいと思っていました。でも、その夢は叶わなかった。進路を決めなければならない高校3年生の時になって「何かを作る仕事をしたい」と思うようになりました。
ナオミ
では、企画・開発を専門的に学べる学校に進学されたのですか?
森口さん
実は違うんです。本当にやりたい仕事を得るために進路を逆算して、法政大学の法学部に進みました。
ダイスケ
それは意外な選択ですね。
森口さん
自分が企画・開発をしたゲームを世に出す仕事ができるのは様々なことが行えるくらいある程度規模も大きな企業であることが多いです。だからなるべくそういった企業に就職できる進路を選びました。
ナオミ
数ある企画・開発事業のなかからゲーム開発を選ばれたのはどうしてですか?
森口さん
小学校から高校まで野球部に所属し、野球漬けの毎日を送っていた私は野球ゲームが大好きだったんです。いつか携わってみたいという思いがありました。それと、ゲームがどんどん高性能になっていく過程を間近に見ていた世代なので、ハイスピードで進化していくゲーム業界に対して憧れの感情がありました。

森口さん

ダイスケ
なるほど。今のお仕事に役立っている学生時代の経験はありますか?
森口さん
勉強も野球も役に立っています。まず勉強ですが、野球ゲームを作るには理系の知識が欠かせないんですよ。打率の計算やボールの飛距離、落ちる角度を算出するには数学や物理の知識が不可欠です。ほかにも、歴史をテーマにしたゲームを作ろうと思ったら日本史や世界史の知識が頭の中になければ仕事になりません。
ナオミ
幅広い知識が必要になる職業なんですね。
森口さん
知識だけでなく、勉強をするときに身についた習慣も役立っています。テストのとき、学校では何度も見直しをするように教えられますよね。ゲーム開発においても、何度も確認することはとても重要なんです。せっかくソフトを買ってもひいきのチームやお気に入りの選手のプロフィールが間違っていたらがっかりしますよね。お客様の期待を裏切ることがないように、何百人もの選手のプロフィールを自ら繰り返し確認しています。
ダイスケ
根気が要るのですね。
森口さん
それから野球で培った経験。ゲーム開発も野球もチームプレイなので、人と一緒に何かに打ち込む経験は今に通じるものがありますよ。私は今さまざまな協力会社に指示・依頼を出すプロデューサーの仕事をしています。全体を見ながら指示を出すことについては長年キャッチャーとしてチームをとりまとめていた経験が役に立っていますね。

森口さんのお仕事道具
森口さんのお仕事道具

ナオミ
勉強の時間はどのように確保していたのでしょう?
森口さん
小学校4年生のときから塾に通っていました。野球のチームメイトと一緒にわいわい楽しみながら通っていたので、勉強は遊びの延長にある感覚でしたね。あまり一人で勉強する機会はなかったと思います。チームメイトは野球においても勉強においても良き仲間でありライバルでした。
ダイスケ
ご友人と一緒に成長されたのですね。
森口さん
高校のときの野球仲間とは今も草野球をする仲です。「ファミスタ」でも遊んでくれていますよ。

子どもたち、そして保護者に伝えたいこと

ナオミ
これから自分の将来の仕事を考える子どもたちにメッセージをお願いします。
森口さん
もし、すでに将来やりたいことが決まっているのなら、その夢を叶えるにはどうしたらよいのか逆算してみてほしいと思います。そしてその道に進むために、苦手な教科、つまらないと思う教科にも全力で取り組んでください。私は数学も物理も苦手な学生でした。でもそこで逃げてしまうと後々苦難が降りかかってきます。今のうちに克服しておいてほしいと思います。
ダイスケ
保護者の皆さんへのメッセージはありますか?
お子さんが夢への一番の近道を進めるよう導いてあげてほしいと思います。やりたいことがあったとしても、そのためにどのような道を選べばいいのか子どもは分からないことが多いんです。私は進学先を考えるとき大学を選ぶときには姉がアドバイスをしてくれました。保護者の方が学校選びなどに協力して背中を押してあげてほしいなと思います。

森口さん

ナオミ
まだ将来何がしたいのか分からない子どもがいる保護者に対してはどうですか?
森口さん
できるだけ小さい時からいろいろな経験をさせてあげてほしいなと思います。自分の興味・関心がある出来事に早く触れたほうが、それを仕事にしたいと思ったときに早い段階で逆算できる分、夢に近づく確率が高くなるんです。皆さんにはそういったことを意識してお子さんをサポートしていただきたいと思います。
ダイスケ
小さなころから目標が決まっていた方が、より的確な進路を選びとれるということですね。
ナオミ
なるほど。よくわかりました。
ダイスケ
本日は貴重なお話をありがとうございました。

自分らしさを仕事にするキーワード:「目標を決めて逆算をする」

ダイスケ
森口さんは夢を叶えるために、綿密な計画を練って進学先を決めたんですね。
ナオミ
私たち保護者が子どもたちに何をしてあげるべきなのかよくわかりました。
ダイスケ
学生時代に経験した部活や学習に対する姿勢が今に生かされているという点も興味深かったですね。
ナオミ
目の前のことに真剣に取り組む大切さを感じました。
PROFILE

森口拓真(もりぐちたくま)

森口拓真(もりぐちたくま)
株式会社 バンダイナムコエンターテインメント CS事業部勤務
ゲーム開発プロデューサー

1986年神奈川県出身。県立横浜平沼高校、法政大学法学部卒業後、株式会社バンダイナムコエンターテインメントに就職。モバイルコンテンツ、スマートフォン向けゲームアプリ開発、家庭用ゲームソフトの営業を担当後、現職にて活躍。


「プロ野球 ファミスタ リターンズ」

1986年にファミリーコンピュータ用ソフトとして販売された「ファミスタ」シリーズの最新作。オンライン対戦機能を備えいつでもオンライン上の友人と対戦ができるほか、ランキング表示により全国のユーザーの実力を知ることができる。メインの野球ゲームのほか、ミニゲームも充実。10月8日より全国の小売店などで発売中。

日本野球機構承認 プロ野球フランチャイズ球場公認
©BANDAI NAMCO Entertainment Inc.

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