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自分らしさを仕事にする!明光ワクワクワーク♪:Vol.7 映像監督 大久保拓朗さん

カテゴリー:勉強&進路

明光ワクワクワーク

ナオミ

自分の好きなことを発見し、それを仕事にしている人って魅力的ですよね。自分らしさを仕事につなげる秘訣をぜひ知りたいという保護者の声も多いはず。そこで、子どもたちが憧れるあの仕事をしている「しごと人」にインタビューします。

ぼんやりと将来のことを考え始めたお子さんと、それをサポートする保護者が知りたい仕事のお話をお届けするコーナーです。

映像監督 大久保拓朗さん

今回、ダイスケとナオミがインタビューしたのは、映像監督の大久保拓朗(おおくぼたくろう)さん。明光義塾のスペシャルムービー「おしえるしごと、おそわるしごと」の監督を務めた大久保さんは、AIさんや東方神起さんなど、有名アーティストのミュージックビデオやコンサート映像などの仕事を手がけています。
映像に携わるクリエイターとしての大久保さんの努力と考え方を、メイコミュナビゲーターのダイスケとナオミがお話を聞きました。

お仕事について

ダイスケ
大久保さん、本日はよろしくお願いします。まずは大久保さんのお仕事の内容について教えていただけますか?
大久保さん
僕がメインとしているのは、ミュージックビデオの仕事です。また、コンサートやライブの映像の演出や編集などの統括もしています。音楽映像を中心とした仕事ですね。
ナオミ
映像のお仕事って、本当にたくさんの方が関わっていらっしゃいますよね。
大久保さん
そうですね。出演される方だけではなく、プロデューサーやカメラマン、照明さん、美術さんに衣装さん、メイクさんに音響さん、その他大勢の方が関わって作ります。現場では、コミュニケーションと気遣いがとても大切になります。

共演者と打ち合わせする大久保さん
共演者と打ち合わせする大久保さん

ダイスケ
基本的なことですが、みんなでものづくりをするときにはとても大切なことなんですね。
大久保さん
僕も入社当初はプロダクションマネージャーという肩書きで、様々な仕事をしました。それこそロケのスケジュール作りから、予算の管理、お弁当の発注など、色々です。
ナオミ
それは大変だったでしょうね。
大久保さん
とにかくミュージックビデオという僕の好きな音楽と映像の現場で働けるということが嬉しく、とても楽しかったんです。それにプロダクションマネージャーとして様々な仕事を経験したからこそ、スタッフみんなの気持ちを考えることができるようになったと思います。

挫折と転機

ダイスケ
大久保さんが現在の仕事を目指されたきっかけは何ですか?
大久保さん
映画が好きだったからですね。僕の兄が本当に映画好きで、小さい頃から色々な映画を観せてくれました。あとは音楽です。学生寮のある学校に通っていたのですが、寮生活の中で先輩達にたくさん音楽を教えてもらいました。そのようにして映画と音楽に興味を持ったというのが原点でしょうね。

「おしえるしごと、おそわるしごと」編集の様子
「おしえるしごと、おそわるしごと」編集の様子

ダイスケ
大学は映像を学ぶ専門的な学校に進まれたのですか?
大久保さん
そうではないんです。僕の学校は一貫校で大学まで行けたので、そのまま関係のない勉強をしていました。就職活動の時にようやく好きなことを仕事にしようと考え始めたのですが、就職活動が思うようにいかなくて途中でやめてしまいました。
ナオミ
そうだったんですか。
大久保さん
就職活動で挫折したあと、初めて本気で勉強しようと思いました。遅かったですけどね(笑)。とにかく年齢も重ねているし、後戻りはできない環境に身を置かないと、と思いましたね。映像で広く活躍するには英語も絶対に必要になるだろうということで、大学卒業後はイギリスの映像の専門学校に進みました。
ダイスケ
それは大きな決断ですね! 語学には自信があったんですか?
大久保さん
英語は好きで得意科目だったので、何とかなるだろうと思っていました。ところがそれは大きな間違いで(笑)。正直、イギリスで学んでいた2年間は僕の人生の中でも一番辛い期間でしたね。とにかくコミュニケーションがとれなくて、人と会うのが怖くなってしまって。

映像監督 大久保拓朗さん

ナオミ
やはり言葉が通じないというのは相当辛いものがあるんでしょうね。
大久保さん
何より映像の勉強をそれまでしてきたわけではないので、言葉があまりわからない状態で基礎から勉強しなければいけませんでした。だけど、途中であきらめて帰るわけにはいきませんし。
ダイスケ
それでもちゃんと最後までやり抜かれて卒業されたんですよね。すごいです。
大久保さん
とにかく言葉が通じないので、企画の良さをわかってもらうように紙に書くなど工夫し、対等に授業を受けられるように努力しました。あとは、僕と同様に非英語圏の国から来た人と仲良くなって共同で作業をするようにしたりしました。
ナオミ
コミュニケーションについて、改めて考えさせられる体験ですね。
大久保さん
そうですね。だから日本に帰ってきてからは、どんな困難でも言葉は通じているんだから大丈夫だろうと思えるようになりました(笑)。帰国後、今の会社に採用されて、無事音楽と映像の仕事に携わることができましたが、あの留学体験があったからこうして仕事ができていると思っています。

保護者、そして子ども達に伝えたいこと

ダイスケ
最後に、大久保さんから夢に向かって勉強する子どもたちと、その保護者のみなさんにメッセージをお願いします。
大久保さん
子どもたちには、常に新しい自分を見つけてほしいと思います。例えば中学から高校、高校から大学、大学から社会人と環境が変化するタイミングってありますよね。その時に今までやってきたことを一度どこかに置いて、新しい環境とルールに従ってみるのは大切だと思います。

映像監督 大久保拓朗さん

ナオミ
それはどうしてでしょう?
大久保さん
これまでに経験したり、成功したりしたことが、成長を止めてしまうことってあると思うんです。僕もイギリスに留学して、これまでのコミュニケーションスキルが一切通じないという状況を味わいました。でもそんな時だからこそ、新しい自分を発見できるし、成長することができるんですね。過去の常識や成功体験に捕らわれず、まっさらな自分で挑戦すると、自分の新しい可能性を見つけることができると思います。
ダイスケ
保護者は挑戦する子どもたちをどのように応援すれば良いでしょうか?
大久保さん
保護者のみなさんには、僕の中学校時代の恩師の言葉を送りたいと思います。それは「信じて待つ」ということです。恩師のこの信念を聞いたときは衝撃的でした。子どもは道を逸れたり、悩んだり、挫折することもあるけれど、腰を据えて待ってあげる覚悟が教育する側には大事だというものです。
あとは、親の言葉ですね。親の言葉って子どもにとってはすごい影響力がありますから、言葉で上手に子どものモチベーションを高めてあげてほしいですね。
ナオミ
大久保さん、貴重なお話をありがとうございました!

自分らしさを仕事にするキーワード:「新しい世界に飛び込む勇気」

ダイスケ
大久保さんは今までの環境とは全く違った世界に飛び込んで、新しい自分を発見したんですね。
ナオミ
新しい世界で、コミュニケーションの大切さを学んだことが、クリエイティブの世界で活躍される大久保さんの力になったのかもしれないわね。
ダイスケ
大久保さん、勉強になるお話をありがとうございました!

PROFILE

大久保拓朗(おおくぼ たくろう)

大久保拓朗(おおくぼ たくろう)
映像監督

1982年東京都生まれ。ロンドンで映像を専攻後、2007年より株式会社セップ所属。RADWIMPS、東方神起、他のミュージックビデオを監督。

【代表作】
AI『ハピネス』(2011年)
RADWIMPS『会心の一撃』(2013年)
東方神起『Time Works Wonders』(2014年)

☆ 大久保さんが監督を務めた明光義塾のスペシャルムービー「おしえるしごと、おそわるしごと」が公開中です!

「おしえるしごと、おそわるしごと」

▽スペシャルムービー「おしえるしごと、おそわるしごと」
https://youtu.be/Ayp8P9BXYtA

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