明光義塾のコミュニティサイトメイコミュ

メイコミュ情報局

専門家に聞いてみた!こんなときどうする?子どもの行動 Vol.1

カテゴリー:コミュニケーション
ナオミ

お子さんが間違ったことをしたり、悩んでいたりするときに、保護者としてどう声をかけていいのか悩むこともありますよね。そんな保護者の疑問について、子供の叱り方や教え方の専門家、法政大学文学部心理学科の渡辺弥生先生に、シチュエーション別で理想的な声かけの方法を教えていただきました。

その1. テストの点数が悪かったとき

ナオミ
  • Q1.夕飯時、食卓についた小学5年生の息子(娘)が、ひと目見て機嫌が悪そう。「どうしたの?」と尋ねると、テストの点数が悪かったようで、ずっとむくれたままあまり口を開こうとしません。こんな時、あなたならどのような声をかけますか?

MEIKO保護者の回答

どうしたら次は良い結果になると思うか本人の考えを聞いて、「次は頑張ろうね」とできるだけ明るく言う。

 はま(女性・40代) お子さんの年齢:小学校5年生

次に頑張ればいいから大丈夫だよ。

 ハッピーママ♪(女性・40代) お子さんの年齢:中学校2年生

調子が悪い時もあるやん、次は頑張ろう!

 なおなお(女性・50代) お子さんの年齢:高校3年生

残念だったね。ちゃんと見直しして力つけて次のテストで挽回しようね!

 ふみ(女性・40代 ) お子さんの年齢:中学校1年生

渡辺先生のアドバイス

渡辺先生

渡辺先生

回答を拝見すると、「頑張ろう」という言葉掛けが多く見られます。テストで失敗したときに、なぜ失敗したかお子さんも原因を考えますが、たいてい次のような4つを原因として考えます。

  自分にかかわること 自分以外が原因
不安定 努力しなかった 運が悪かった
安定 能力がない テストが難しかった

やる気を失ってしまうお子さんは、「自らの能力がない」(自分にかかわりがあり、しかも安定した要因)ことに原因を求めがちです。つまり、自分がだめなんだし、能力は安定して変わらないから、能力がないものはやってもしかたがないと思い込んでしまうわけです。

「頑張れ!」と励ますのは、能力のせいじゃなく努力が足りなかっただけだから、頑張ればいいんだよ!という意味で、一見良い対応です。しかし、次のテストで、また悪い点だったらどうしましょう? 子どもは頑張っても頑張っても良い点がとれない、と思い、結局は、自分は頭が悪い、すなわち「能力がない」と能力に原因を求めてしまうのです。

ですから、頑張れと励ますのなら、頑張った分だけ成功したという体験をさせてあげることが大切です。具体的には、むやみに高い目標を掲げず、頑張ればできそうなところを目標をアドバイスしてあげて、そこに達したら、「頑張ったから、できたね」と評価してあげましょう。

「残念だったね」と子どもの気持ちに寄り添ってあげる回答もありました。まずは、子どものしょげている気持ちに寄り添ってあげるのが大切ですね。子どもが素直に反応するかは別にして、子どもにとってはありがたい対応だと思います。その際に、少し時間をとったり気分転換してあげるのもやさしい対応と言えます。

その2. 友人とケンカをしたとき

ナオミ
  • Q2.落ち込んだ様子の中学生の息子(娘)。わけを聞いてみるとどうやら友人とケンカをしてしまい、口を聞いてもらえないそうです。こんな時、あなたならどのような声をかけますか?

MEIKO保護者の回答

なぜケンカしたのか自分の子供に相手にどんな言葉を言ってしまったのか聞いて一緒に考える。そのあと子供の思いも聞いて落ち着いたら素直に仲直りしたいことを相手に伝えるように言う。

 mikarinn(女性・40代) お子さんの年齢:中学校3年生

少しでも自分に悪いところがあると思うなら、まずは謝った方がいいとお母さんは思うよ。

 チューリップ(女性・40代) お子さんの年齢:中学校2年生

もし自分が悪かったのなら謝り、それでもダメなら少し時間をおいてみては?とアドバイスする。

 よっき(女性・40代) お子さんの年齢:中学校3年生

そりゃつらいね…でもいつか仲直りできるよ。お父さんもそういうことあった。少し時間おいて、めげずに声かけるといいよ。

 いこ(男性・30代) お子さんの年齢:小学校3年生

渡辺先生のアドバイス

渡辺先生

渡辺先生

お子さんが嫌なことを体験したり悩んでいるときは、まず、共感してあげることが大切です。けれども、保護者は心配するあまり、どうしても原因を探ったり、すぐに指示的な解決のしかたを押しつけがちです。

まずは、お子さんの気持ちに寄り添ってあげられるように「そりゃつらいね」とか「あーどうしようって気持ちになるよね」といった、心情をわかってあげているという声をかけてみましょう。自分が悩んだときも、冷静に原因を探られたり、対応をバンバン言われても困りますよね。親が気持ちをわかってくれそうだと思えば、お子さんは言いにくい話も打ち明けてくれるでしょう。その上で、具体的に子どもができるような対応を考えてあげるといいですね。例えば「明日、朝一番に“私も悪かったなと思ったの、ごめんね”や“いつまでも友達でいたいから、仲良くしよう”と声かけてみたら?」などと具体的にやれそうなことをアドバイスしてみましょう。

その3. 親友に注意できずにいるとき

ナオミ
  • Q3.学級委員をしているあなたの息子(娘)。最近授業中にふざけている生徒が多く、学級委員として注意しなければいけない立場なのに、ふざけている生徒が親友なので、注意できずに悩んでいるようです。こんな時、あなたならどのような声をかけますか?

MEIKO保護者の回答

一かバチがだよね。親友だから言うけど…的な言い方をして、注意をして、信じてるからねと、念押しする言い方をしてみたらどう?人って、親友だよとか大切な存在だよとか言われると、その人を裏切れないと思うものだよね。

 ゆかちゃん(女性・40代) お子さんの年齢:小学校4年生

言いたい事が言えないのは、本当の友達ではないよと伝えます。

 たまごsandwich (女性・40代) お子さんの年齢:中学校2年生

親友だけに注意しづらいよね…でも、学級委員としてここはしっかりしないとね! がんばれ~!

 チューリップ(女性・40代 ) お子さんの年齢:中学校2年生

逆に、親友に相談してみたら?「実は俺板挟みで辛いんだよ、授業中の環境整えなきゃならないし」みたいに、彼に考えさせたら?

 ニコちゃん(女性・40代)

渡辺先生のアドバイス

渡辺先生

渡辺先生

このシーンでお子さんが悩んでいるのは、学級員という役目も大事だし、友達との友情も大事だということがわかっているからこそですよね。つまり、規則や責任という道徳的価値と、友情という価値の両方をお子さんが理解しているということなのです。

ですから、「どうして、できないの」といった叱り口調ではなく、まず、子どもがその両方の価値の板挟みになっていることに共感してあげましょう。「学級員として注意しないといけないけど、親友との関係も大事にしたいし、そんなとき、本当に困るねぇ」といった、板挟みの気持ちを理解していることをまず伝えましょう。すると、子どもは、お父さんやお母さんも自分の葛藤をわかってくれたとほっとするでしょう。

その上で、「先生に“自分は学級委員だからきちんと注意するべきだとはわかっていますが、友達との関係をこわしたくないので、どうしたらよいですか”と相談してみたら?」といった具体的なアドバイスをしてあげましょう。

この記事へのコメント

0件のコメント - この記事の感想を募集しています!